
よくお問い合わせをいただくのが、
「ご飯釜を使っても美味しくご飯を炊けない!」
というお困り事ですので、それについてお答えします。
美味しく炊けない・・・というのは、大きく2つの状況に陥ることが多いようです。
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①何度やっても焦げ付いてしまう
取扱説明書通りに炊いても、鍋底で焦げ付いてしまう(おこげのレベルじゃない)というもの。
この場合は、火力が強過ぎるのが原因です。
大変申し訳ないながら、弊社が商品に同梱している取扱説明書も完璧ではありません。
コンロの機種も日進月歩でして、
弊社が想定している火力が、想像以上の高出力になっていることがあるのがホンネです。
取扱説明書には、最短炊飯時間を紹介しようと、「強火で〇〇分」と記載することも多いのですが、
この“強火”が何kWなのか、もはやコンロの機種によってマチマチになっているため、
このようなお困り事を引き起こす要因となってしまっております。
≫解決策
火力を中火にしてみてください。
中火とは、コンロの火炎の先端が鍋底にちょうど達するぐらいの火力です。
これにより、
強火よりも炊飯時間は長くなってしまいますが、火加減調整が不要になる利点があります。
中火で沸騰させ、そのまま1~2分キープし、あとは火を切るだけ。
これを実践するだけで、焦げ付きトラブルは格段に減るはずです。
ちなみに、
この考え方は、鍋料理や陶板料理にも応用できます。
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②何度やってもお米の芯が残っている感じ
こちらの場合は、水分不足 or 加熱不足が原因です。
≫解決策
水分不足については、お客様それぞれの好みがあると思いますので、
弊社としても一義的に決められないのがホンネでして、
お好みの水加減を、何度か炊いてみながら探していただく必要があります。
目安として、
米1合に対して水190mlを基本として、
固めが好きな方は、米1合に対して水180mlに、
柔らかめが好きな方は、米1合に対して水200mlにすることを推奨しています。
加熱不足については、上記①と同じ要領で、
中火で沸騰させ、そのまま1~2分キープし、あとは火を切るだけ。
を実践していただくことで、かなり解消されるのではないかと思います。
≫ちょっとひと手間
不安な場合は、
火傷しないよう充分に対策(ミトンなど)した上で、フタを開けて中を確かめてみても大丈夫です。
よく、フタを開けるな、と耳にしますが、少しぐらい開けても大きな影響はありません。
「これで良い」と思っていた加熱完了時間においても、
まだお米の上に水位がある場合は、加熱が足りていない証拠です。
水位がお米に隠れるぐらいまでは加熱するようにしてください。
(これを一度やっておけば、その後は悩まずに炊飯できるようになるはずです。)
それでもお困りの場合は、お手数ですが、弊社までお問い合わせいただければ幸いです。